AI の基礎

業務で使いこなすための最初の一歩

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このスライドのゴール

対象: これから AI を業務に取り入れたい 非エンジニアの方

読み終わったときに、次の 3 つが自分の言葉で説明できる状態を目指します。

  1. AI(生成 AI)で 何ができて、何が苦手か
  2. 生成 AI が どういう仕組みで動いているか(ざっくり)
  3. 明日から どの業務に・どう使えばいいか、その際の注意点

専門用語はできるだけ使いません。出てきた場合はその場で説明します。

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1. AI で何ができる?

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AI はすでに身の回りにある

「AI」と聞くと特別なものに感じますが、実は毎日使っています。

  • スマホの顔認証、写真アプリの人物検索
  • 通販サイトの「あなたへのおすすめ
  • 迷惑メールの自動振り分け
  • カーナビ・地図アプリの渋滞予測

ここ数年で話題になっているのは、この中でも特に
「生成 AI」(ChatGPT や Claude など、文章や画像を作る AI)です。

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生成 AI が得意なこと

分野 具体例
文章を書く メール・議事録・企画書の下書き、キャッチコピー案
要約する 長い資料や会議録を 3 行にまとめる
翻訳する 英語メールの読み書き、資料の多言語化
アイデア出し 企画の壁打ち相手、ネーミング案を 20 個出す
形式を変える 箇条書き → 表、文章 → チェックリスト
画像を作る 資料の挿絵、イメージ画像(CG)の生成

共通点: 「たたき台を素早く作る」 のが得意

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AI が苦手なこと・できないこと

  • 事実の保証 — もっともらしい間違いを自信満々に言うことがある
  • 最新情報・社内情報 — 学習していない情報は基本的に知らない
  • 責任を取ること — 最終判断と結果責任は必ず人間側にある
  • 正確な計算・厳密な集計 — 電卓や Excel のほうが確実な場面も多い
  • 空気を読む・利害調整 — 社内政治や交渉の機微は人間の仕事

AI は「優秀だが、社内事情を知らず、たまに堂々と間違える新人アシスタント」と考えると付き合い方がイメージしやすいです。

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2. 生成 AI の仕組みをざっくり

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仕組みは「次の言葉の予測」

生成 AI の中身は、突き詰めると 「次に来る言葉を予測する」 仕組みです。

例:「明日の会議の」に続く言葉は?

  • 「資料」→ 確率 高
  • 「議題」→ 確率 中
  • 「カレー」→ 確率 ほぼゼロ

インターネット上の膨大な文章からこの「言葉のつながり方」を学習し、
自然な続きを 1 語ずつ選び続けることで、文章全体を組み立てています。

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「予測」だからこそ起きること

この仕組みを知っておくと、AI の振る舞いに納得がいきます。

  • それっぽい間違いをする
    「よくある言い回し」を優先するため、事実でなくても自然な文が出てくる
    → これを ハルシネーション(もっともらしい嘘)と呼びます
  • 聞き方で答えが変わる
    前提や条件を丁寧に伝えるほど、予測の精度が上がる
  • 毎回少しずつ答えが違う
    確率的に言葉を選んでいるため、同じ質問でも表現が揺れる

「検索(事実を探す道具)」ではなく「作文(下書きを作る道具)」 と捉えるのが正解です。

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3. 業務での使いどころ

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使いどころの見極め方

AI に向く仕事・向かない仕事は、次の 2 軸で整理できます。

間違いに気づきやすい 間違いに気づきにくい
やり直しが楽 ◎ 最適(下書き・アイデア出し) ○ 検証とセットで
やり直しが大変 ○ 人のチェックを挟む △ AI 任せにしない

◎ の領域から始めるのが鉄則です。

  • 自分が内容を判断できる分野の「下書き」
  • 失敗してもすぐ捨てられる「たたき台」
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明日から使える活用例

  • メール・文書の下書き
    「取引先への日程変更のお詫びメールを、丁寧な調子で」
  • 議事録・長文の要約
    「この議事録から決定事項と宿題だけを箇条書きで」
  • 企画の壁打ち
    「この企画の弱点を、お客様の立場で 5 つ指摘して」
  • 調べものの下調べ
    「〇〇について概要を教えて。その後、確認すべき一次情報も挙げて」

ポイント: ゼロから作らせて、人が仕上げる

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上手な頼み方のコツ

同じお願いでも、伝え方で結果が大きく変わります。

  • 役割を与える — 「あなたは経理の実務に詳しいアシスタントです」
  • 前提を伝える — 誰向けか、何のためか、どんな場面か
  • 形式を指定する — 「表で」「300 字以内で」「箇条書き 5 点で」
  • 例を見せる — 「このメールと同じトーンで」
  • 一発で求めない — 出てきた案に「もっと簡潔に」と追撃して磨く

新人に仕事を頼むときの「丁寧な指示出し」とまったく同じ要領です。

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4. 注意点 — 安全に使うために

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注意点 ① もっともらしい間違い

ハルシネーション: AI が事実でないことを、自然な文章で堂々と答える現象

  • 存在しない法律・判例・論文・URL を挙げることがある
  • 数字や固有名詞は特に要注意

対策

  • 事実・数字・固有名詞は 必ず一次情報で裏取りする
  • 「わからない場合は『わからない』と答えて」と指示しておく
  • 社外に出す資料は 人間のチェックを必須 にする
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注意点 ② 機密情報の扱い

入力した内容は、サービスによっては AI の学習に使われる可能性があります。

入れてはいけないもの(原則)

  • 顧客名簿・個人情報(氏名、連絡先など)
  • 未公開の財務情報・経営情報
  • 取引先との契約内容、NDA 対象の情報

対策

  • 会社が認めた 法人向けプラン・設定 のサービスを使う
  • 固有名詞は「A 社」「Bさん」のように 伏せ字にして相談する
  • 迷ったら入力する前に相談する
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注意点 ③ 著作権と最終責任

  • AI の出力は既存の著作物に似てしまうことがある
    → ロゴ・キャッチコピー・画像を対外利用する前に類似チェックを
  • AI が書いた文章でも、発信した人・会社が責任を負う
    → 「AI が言ったので」は通用しない
  • 社内ルール(利用可能なサービス・用途)を確認してから使う

道具は便利になっても、成果物のオーナーは人間。ここは変わりません。

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まとめ

  1. 生成 AI は たたき台づくりの達人 — 文章・要約・翻訳・アイデア出し
  2. 中身は 「次の言葉の予測」 — だから、もっともらしい間違いもする
  3. 「やり直しが楽 × 間違いに気づける」仕事から使い始める
  4. 事実の裏取り・機密情報・最終責任 の 3 点だけは人間が守る

まずは今日、メールの下書きをひとつ AI に頼むところから始めてみてください。

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ありがとうございました

AI 活用のご相談を承っています。
「うちの業務ならどこに使える?」から、お気軽にどうぞ。

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